かみたかトラトラ日記

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zoom RSS 激闘!VS中日19回戦

<<   作成日時 : 2005/09/09 02:32   >>

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男は定時で仕事を終えた。
そして迷うことなく、インターネットの野球速報を開く。

そう、一昨日は今期の優勝を占う最大の山場、阪神×中日の首位決戦が行われたのだ。
しかし関東地方というのは、この時期になっても巨人戦以外の中継がほとんどない。
今の巨人戦なんて巨人ファンでも見ないだろうに。最下位決定戦は中継しても首位決戦は
放送しないとは、プロ野球人気低落の理由もわかるというもの。猛省を促したい。

話がそれた。
先発は阪神が今期絶好調の下柳!対する中日はエース川上!
前日の試合を阪神はエース井川で落としていることから是非とも勝ちたい試合だ。
勝てばゲーム差は3ゲーム、負ければ1ゲームとその一勝の意味は果てしなく大きい。

序盤は投手戦。均衡を破ったのは阪神。アニキ金本のホームランで先制する。
しかしここ数試合打線が不調。この日もそれ以降追加点が奪えない。

対する中日も下柳の老獪な投球術の前になすすべも無く、5回までスコアボードにゼロが
並ぶ。いい感じだ。

6回、阪神動く。好投の下柳に変えて藤川球児登場。少し早いか?軽く不安がよぎる。
しかし藤川6回を締めて、6回を終えて1−0で阪神リード。

7回も藤川続投。福留、アレックスを連続三振に仕留めるが続く森野に四球を与えてしまう。
なんかヤバイ。球児の急速は常時150キロを越えるのだが、この回は140キロ代に留まっている。
連戦の疲れか?瞬間、続く谷繁に同点タイムリーを浴びてしまう・・・。
1−1同点。

8回表、先頭の代打浜中が四球で出塁。赤星きっちり送って、打席には鳥谷。
こういうときに打ってくれると評価が上がるんだけどなー、と思った矢先、センターオーバーの
タイムリー2ベース!!!とりたに〜!思わず叫びそうになる自分を必死に抑える男。
しかし続くシーツのライナーをアレックス好守。鳥谷戻れずダブルプレー。
嫌な感じだ。

8回裏をジェフが抑え、いよいよ最終回。
表の阪神の攻撃。満塁から関本が中日押さえの切り札岩瀬からタイムリーを放つ。
ここで事件の複線が起きていた。ひとりランナーが帰りセカンドランナー中村豊もホームへ
突入。あとでスポーツニュースを見る限りセーフに見えたが、審判の判定はアウト。
3−1と差を広げたものの。いよいよ嫌な予感は増すばかり。

9回裏、マウンドには守護神久保田。
・・・。不安的中。連打であっという間に無死2,3塁。一打同点じゃないか!
祈るような気持ちで速報を食い入るように見つめる男。打者はここ一番で最もイヤな谷繁だ。


表示が更新されない。
ここで補足。男が見ていたのはYahooの野球速報。一分おきに最新の状況に更新される。
しかし10分経っても一向に更新されない。これは尋常ではない。募る不安に発狂寸前の男。

ここで男、我慢できずに携帯を取り出す。携帯のお気に入りに入っているサイトの速報は
より詳細な現在の状況を教えてくれるはずだ。
・・・・・。
「岡田監督審判の判定に激怒。平田ヘッドコーチ審判への暴行で退場処分。阪神ナイン全員
ベンチへ引き上げによる中断・・・。」

あとで知ったのだが谷繁のセカンドゴロをセカンド関本が本塁へ送球。タイミングはアウト
に見えたが(いや完全なアウトだ!)審判の判定はセーフ。
これに阪神側がキレた。自軍の攻撃ではセーフをアウトにされ、敵の攻撃ではアウトをセーフに
された。「あんなもん野球にならん」岡田監督の試合後のコメント。
飛び交う怒号。グラウンドに投げ込まれるメガホン。ナゴヤドームは一触即発状態。

没収試合寸前で岡田監督選手をグラウンドに戻す。試合再開。
だが流れは変わらず・・・。
代打井上にアッサリ同点の犠牲フライを打たれると、信じられないことに続く荒木の打球を
赤星がエラー。井端敬遠でなんと1アウト満塁。
男、ここで限界。意識を失いかけながらパソコンの電源を切る。観てられないよ・・・。
既に寿命は3年は縮まってる。

「阪神快勝!ゲーム差を3に広げる」
「下柳好投」
「鳥谷、復調のタイムリー」
さっきまで勝手に考えていた、翌日のデイリースポーツの見出しが走馬灯のように甦る。
すべては幻・・・。

男、帰りの電車内もまさに生きる屍。
自嘲気味な苦笑いとともに携帯を取り出す。負けっぷりを観てやろうじゃないか。
最後は誰に打たれた?

そこで男の目に飛び込んできたものは・・・

阪神4−3中日

その時の男に理性は無かった。
疲れきったサラリーマンでいっぱいの京浜東北線で人目もはばからず絶叫。
「おおおぉぉ・・・!」
生きる屍、再びこの世に生を受ける。

以下は帰宅後ニュース等で得たもの。
9回の1死満塁の場面で、今期初めて岡田監督がマウンドに足を運んだらしい。
マウンド上の久保田にこう言ったそうだ。
「打たれ言うたんや。こんなんで負けてもお前のせいやない。責任はオレが取ったる。
むちゃくちゃ投げえ」
その顔は口調とは違い、笑っているように見えた。
これで久保田が甦る。なんとそこから2者連続三振!最大のピンチを乗り切る。

そして場面は延長11回。打席には中村豊。9回の走塁でセーフをアウトと判定された男。
まるで出来すぎの物語をみているような結末だった。
彼の打球はトラキチでいっぱいのレフトスタンドへ吸い込まれた。
阪神へ移籍してから初めてのホームラン。それがここで、この場面ででるとは。
ダイヤモンドを一周した中村を迎えた阪神ベンチは美しかった。中村を讃える者、抱きつく者。
本当に出来すぎの物語だ。
男は溢れ出す涙を拭こうともせず、既に知っている結末を再度見るためにチャンネルを変える。

物語性を帯びた試合を制するチームは強い。
いずれこの試合が節目であったことを多くの阪神ファンたちは知るであろう。
そう、出来すぎの物語はまだ終わっていない。おぼろげながら見えてきた本当の目的地に
たどり着くまでは・・・。


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