かみたかトラトラ日記

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zoom RSS 2003年激闘の記憶 〜10月22日 第3戦〜

<<   作成日時 : 2005/10/15 23:57   >>

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これは今から2年前に行われた阪神×ダイエーの日本シリーズにおける壮絶な戦いの記録

<2003年10月22日 阪神×ダイエー 第3戦>
舞台は福岡から聖地甲子園へ。
雨で一日順延された日本シリーズはいよいよ第3戦。すでに2敗しているため甲子園での胴上げはない。だが、本拠地で無様な姿は見せられない。夢を福岡に持ち帰るためにも。

この日は会社だった。もう意識は朝から試合に向いている・・・。仕事手につかず。

17時半。定時だ。疾風の如く、会社を飛び出す。
しかし会社のある日本橋から自宅の横浜までは1時間半かかる。
観たい。なんとしても試合が観たい。

名案。八重洲の駅前のパチンコ屋には街頭テレビが設置されていたはずだ。
サッカーか何かをやっていたときには気にも留めなかったが、きっと日本シリーズを放送しているはずだ。私の勘がそうつぶやく。

パチンコ屋前到着。若干の人だかり。ビンゴだ。軽くガッツポーズ。

試合は既に3回。試合のペースが速い。
先発は阪神ムーア。ダイエー和田。下馬評ではダイエー有利。
はたして既に先制点はダイエー。このとき阪神0−1ダイエーであった。

この日は生憎の空模様。時折降る小雨が、孤独なトラキチの集中力を削ごうとしていた。

いつしか周囲はかなりの人数になっていた。最初からこれを目当てに来たのか、帰りにたまたま通りかかったのかは知るよしも無いが、野球に興味の無い人からしたら、さぞかし奇妙な光景に映ったことだろう。
しばらくすると私はあることに気付いた。周囲の人が思わず声を上げるタイミングが一緒なのだ。
すなわち、阪神チャンスをつぶすと「ああー」、阪神ピンチをしのぐと「よしっ!」
間違いない。ここにいるのは阪神ファン。仲間だ。

試合は4回にアニキ金本(当時からそう呼ばれていたかどうかは忘れた)のホームランで同点に追いついた後は双方決めて無く、膠着状態に陥った。

8回、ムーアから吉野へスイッチ。この継投がこの試合のポイントになった。
左横手から投げ込まれるスライダーにダイエー打線がまったく合わない。
ばたばたと討ち取られていく鷹打線。
吉野ナイスピッチング!

そして運命の延長10回裏。
先頭は代打広沢。
1、2戦見事な扇風機ぶりを発揮し、トラキチからは戦犯と酷評されていた男だ。
「あ〜。せめてバットに当ててくれ〜」
思わず言葉が口から出る。
願い虚しく敢無く三振。
思わず失笑。周囲の人とも目が合い、お互い失笑。奇妙な連帯感がその空間に生まれた。

そして場面は運命の瞬間へ。
四球と安打で1アウト満塁。サヨナラのチャンスに打順は藤本。
藤本意を決して打席に向かう。そこで星野監督が藤本を呼び止め、なにやらつぶやく。
あ、これ優勝のときサヨナラの場面で赤星にやったヤツと同じだ・・・。
後から知ったのだが、この時の星野の言葉「嫁さんにいいとこ見せて来い!」
新婚の藤本にとってこの言葉が効いたのか。

藤本の打球は外野フライになった。犠牲フライか!?
パチンコ屋の前は一瞬のざわめきの後、緊張感が漂い静寂が支配した。

セーフ!サヨナラやー!!!!

私は人目もはばからず絶叫した。他の観衆ががどんな反応だったかは残念ながら覚えていない。
だが当初からずっと試合を観ていた左側の男性から静かに右手が差し伸べられた。
見ず知らず、そして二度と会うことも無いであろうその男性との短く、しかし熱い握手。
こういうのも悪くない。

試合時間3時間20分。うち観戦時間およそ3時間。もちろん立ちっぱなし。
左手で傘を差していたのだが、3時間もその体勢でいたために、左手はその姿勢を崩そうとすると激痛が走った。
自分自身の愚かなほどに熱い気持ちに苦笑しながら帰途に就く。
「吉野がすばらしい!」
テレビからは星野の勝利監督インタビューが流れていた・・・。


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