かみたかトラトラ日記

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zoom RSS 虎戦士たち・・・D

<<   作成日時 : 2006/01/10 03:09   >>

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私が阪神タイガースを愛して止まないのは何故だろうか?
理由のひとつとして挙げられるのは、今は活躍している選手たちが皆、かつて挫折しそうになり、苦しんだ経験を持つからだ。今のレギュラー陣をみても最初から順調にきている選手は独りもいない。
そう、この投手も・・・。

藤川球児。今や日本を代表するセットアッパー。
今年、威力あるストレートと落差あるフォークで一世を風靡すると、稲尾のもつシーズン最多登板記録を塗り替え優勝に大きく貢献。MVP候補にまで名を連ねた。

しかしこの藤川。よくぞここまでのものになったものだと、われながら感慨深い。
彼は98年のドラフト1位。98年といえば、あの松坂大輔が颯爽とプロ野球界に登場した年でもある。
いわゆる松坂世代。しかしながら阪神ファン以外にはほとんど名の知られる存在ではなかった。
阪神ファンの中でも、「広末涼子と同級生」という話題に出てくる程度の選手。
高卒ドラ1で取った選手。私も彼が活躍する日を首を長くして待っていた。

しかしながら、彼はとんでもない場面で強烈な印象を私に残すことになる。
2年前の4月11日、対巨人1回戦。当日私は仕事で帰りが遅くなり、帰宅途中のとんかつ屋で携帯の野球速報を見ていた。この年最初のテレビ中継を見逃した軽い怒りは携帯の画面を見るや否や
吹っ飛んでしまった。9回の表、7−1で勝ってる。今年の阪神は強い!
私は足取りも軽く、家路に着いた。

スポーツニュースを見た私は心臓が止まりそうであった。というか一瞬止まった。
なんと私がヒレカツ定食を堪能しているわずかな間に、勝利を確信して豚汁をすすっている瞬間に6点差を追いつかれてしまったのだ。結果延長でも決着がつかず引き分け。今年の阪神もダメかと絶望のどん底に突き落とされたものだ。
その試合、同点ホームランを浴びたのが藤川球児であった。
最悪のスタートとなった彼はその後出たり出なかったりのシーズンを過ごした。強烈な”負”の印象を残しただけで、オフに数多く出版された優勝特集の雑誌等にも名前は出てこなかった。

翌年、つまり2004年のシーズン。彼は怪我のため前半を棒に振った。もう引退・・・。本人もそう思ったという。私たちファンも、阪神談義の中で藤川が登場することはほとんどなくなっていた。
しかし彼は帰ってきた。まるで別人のようになって。

昨年中に2軍コーチとフォームを改造したという話もあるが、しかしこうも人は変われるものだろうか。おそらくひとつひとつの成功が少しずつ自信となっていったのではないかと想像する。それは我々ファンも同じ。昨日抑えた。今日も抑えた。明日もやってくれるだろう。その期待がチームの快進撃と重なって彼をスターに押し上げた。

今年、球場で藤川球児の投球を見た。捕手に投げ込む姿に震えが走った。三振を期待され、難なく奪う。こんな投手初めて見た。まさにうなりをあげてキャッチャーミットに吸い込まれるストレートは人間の打てる球ではない。現に各球団の名立たる打者のスイングが藤川のストレートに空を切った。

彼の登板を告げるアナウンスで球場は沸き、彼の投球練習でいくつものフラッシュがたかれる。
だが優勝の瞬間、彼の目からこぼれた涙は決してフレッシュのせいではない。
昨年最も美しい涙を流した男。苦しみを知るからこそ最高の喜びを知る男。

藤川球児。彼の名は永遠に阪神ファンの心に刻まれた。

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