かみたかトラトラ日記

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zoom RSS 勝って当たり前ということ

<<   作成日時 : 2006/06/27 02:45   >>

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当たり前という言葉。

出来て当たり前、やって当たり前、そして・・・勝って当たり前。

この言葉ほど当事者に重圧を与える言葉はないであろう。なにせ勝つことが当然とされている恐ろしい状況。勝ったとしても褒められず、負けたときには容赦なく怒号と罵声が浴びせられる。勝負に絶対はない。しかしこの言葉が求めるものは”絶対である”。

例えば・・・。
今年のプロ野球セパ交流戦。阪神対楽天を見てみよう。
昨年のセリーグ覇者とパリーグダントツの最下位の対決。今年もその位置に変わりはない。
しかも楽天のメンバーは阪神を解雇されたりトレードに出された選手が何人もいる。
阪神勝って当たり前、である。

しかし結果は予想外のものであった。
かつて阪神時代にほとんど出番のなかった先発投手山村にてこずり、同じく控えに甘んじていた沖原にサヨナラタイムリーを打たれる。理解しがたい現実である。
結果3勝3敗。下馬評はあっけなく覆されたのである。


競馬の世界に目を向けよう。
1978年。この年も海外遠征を控えた名馬が話題をさらっていた。
その馬の名前はテンポイント。当時ライバルとされたトウショウボーイとともに競馬界の人気を分け合っていた馬である。
1月22日。京都競馬場。海外遠征の壮行レースとされたこのレースでテンポイントは圧倒的一番人気に指示された。遠征の前の国内のレース。勝って当たり前・・・。

だが結果は信じられないような悲劇的なものであった。
テンポイント、レース中に故障を発生。その後手術の甲斐なくこの世を去っている。

”当たり前”と言われながら、その期待された結果を出すことは我々が想像している以上に難しいことなのである。

2006年6月25日。
ここにも”勝って当たり前”と言われる競走馬がいた。その名はディープインパクト。
テンポイントと同じようにこの日のレースをステップとして海外の大レースに挑むことになっていた。
当日の京都は大雨である。馬場のコンディションは決して良くはなく、何があってもおかしくはない。

しかしながら・・・彼は圧倒的な力の差をつけて先頭でゴールした。当たり前のように・・・。

私たちの夢は繋がった。周囲の期待に見事に応え、日本最強馬の称号を手にしたまま彼はフランスへと向かう。実況がゴールの瞬間に叫んだ言葉が忘れられない。
「日本の至宝デープインパクト」
彼が残し、そしてこれから作ろうとしている伝説は間違いなく歴史に残るものである。
視線の先にある世界最強を決める凱旋門賞。”当たり前”のように勝ってしまう姿を期待して止まない。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
とてもいい記事で、ゆっくりと読ませてもらいました。
「当たり前」や「常識」といわれることが崩壊している世の中なのに、
勝負の世界で「勝つ」ことが当然に要求されるってしんどい事ですよね。
全てを乗り越えて、順当に勝つということは本当にぶっちぎりの実力がないと出来る事ではありません。

マシャ
2006/06/30 21:45
マシャさん

コメントありがとうございます。

仰るとおり、”常に勝つ”なんて芸当は相当の実力差がないとできないことです。実力だけでなくどんなコンディションでも実力を出せる起用さとあとは運も持ち合わせていなければいけません。

もっとも「勝つ」ことの素晴らしさとともに、その過程や相手の健闘も合わせて楽しめるのがスポーツでもあり、またそういう風に考えられる自分でありたいと思います。
かみたか
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2006/07/01 02:16

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