かみたかトラトラ日記

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zoom RSS 今年いちばん熱い夜

<<   作成日時 : 2006/08/21 02:41   >>

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2006年8月19日。
ありえない位暑い日であった。
クーラーでキンキンに冷えた部屋から一歩出ただけで汗が滝のように流れ落ちる・・・。こんな中俺は目的地までたどり着けるのだろうか・・・。

目的地とは・・・。
それは明治神宮球場なのだ。
そう今日は阪神×ヤクルトの16回戦。俺は久しぶりに生で熱戦を観戦することになっていた。
優勝の可能性は限りなく低い。さらに前日は悪夢のような大逆転負け・・・。観戦する流れとしては最悪に近い。しかし俺は戦地に向かう。闘っているのは選手たちだけではない。

球場に入る。時刻は5時を少し回ったところ。
・・・極暑。す、水分をくれ〜。俺は缶ビールを勢い良く開けると一気に喉に流し込む。
うめー!!こんなにうまい飲み物がこの世にあるのかね?
幸せな気持ちで阪神の打撃練習を見守る俺。ユニフォーム(矢野)に阪神タオル(赤星)、リストバンド(藤本)と戦闘準備は万全だ。姿を見せた「つば九郎」(ヤクルトのつばめ型マスコット)に「焼きツバメにしちまうぞ〜」とガラ悪く悪態をくつ俺たち。しかし冷静に周囲を見渡せ。なんとここは一塁側。ヤクルト側応援席ではないか!

しかし案ずること無かれ、一塁側といえども半数近くは我らが同士だ。今岡に赤星に藤川・・・。思い思いのユニフォームに袖を通した同胞が四面楚歌的状況をしばし忘れさせてくれていた。

先発は阪神:福原、ヤクルト:鎌田。福原は俺と同い年だ。頑張れ福原!


chapter 1 <序盤戦>

初回の阪神の攻撃。先頭赤星いきなりの内野安打で出塁。盛り上がる3塁側と一部の1塁側(俺ら)。
「走れ、走れ、赤星!!」ファンの期待は赤星の盗塁だ。
赤星、スタートを切る。「うきゃ〜!!」喜ぶ俺。
しかし打席の関本は鎌田の投球に手を出すと打球はライナーでヤクルトのセンター青木のグラブへ一直線。
「戻れ、戻れ、赤星!!」
願い虚しくスタートを切っていた赤星は帰塁できずにダブルプレー。早々にチャンスをつぶす。

流れが悪い・・・。

その裏のヤクルトの攻撃。
福原、なんと先頭の青木にストレートの四球を与える。
青木、走る気マンマン。「矢野、走ってくるぞ。気をつけろ〜!」
俺の声など届くはずも無く、青木にアッサリと盗塁を決められ無死2塁。

流れが悪い・・・。

なんとか後続を抑えたが不安は募るばかり。


3回。藤本と福原の連打で1死1、3塁の大チャンス!これで点が入らなければヤバイでしょ?
声援に力が入る俺。
しかーし、赤星、続く関本と連続三振で無得点・・・。

流れが悪すぎる・・・。

ビールを飲むスピードが加速していくのは仕方のないことだった。


chapter 2 <中盤戦>

4回、阪神怒涛の攻撃開始。
シーツ、アニキ金本、浜中の3連打であっという間に無死満塁。おおおお!!!球場のボルテージは最高潮。一部悲鳴のようなヤクルト応援団の声が聞こえたが気にしない。
打席には鳥谷。もうそろそろ焦らすのは止めてね。
しかーし、鳥谷三振。続く矢野はキャッチャーゴロでこれまたあっという間に2死・・・。愕然と肩を落とす我ら。何故だ、何故点が取れん・・・。俺が何か悪い事したか?

藤本〜。頼む、何とかしてくれ。
祈るような想いというのは適切ではない。俺は本当に祈っていた。

!!
藤本の当たりは我々の想いを乗せてレフト前へ。阪神、先制!そして続く福原にもタイムリーがでてこの回一挙3得点。うひょー!!

その裏。
この回をきっちり抑えて流れを引き寄せなければならない。大事なイニング。
打席には岩村。
福原の投じた球は岩村によってピンポン玉のようにライトスタンドへ放り込まれた。
祭りのような騒ぎのヤクルトファン。「いわむら〜♪」黄色い声は後ろの女子高生か?
ちっ、応援したけりゃヤクルトの応援席に行きな。(注:ここは一塁側です)

4回を終えて 阪神3−1ヤクルト。接戦だ。

5回オモテ、阪神攻撃の手を緩めない。鳥谷、福原、関本のタイムリーと押出四球でなんと5点を追加。阪神8−1ヤクルト。そろそろ「焼きつばめ」はいい感じに焼けてきたかな〜?

5回裏、数杯目のビールがそこをつき、喉がカラカラ。
ヤクルトの攻撃が2死3塁となったところでビール売りのおにーちゃんを呼ぶ。ビールを受けとり金を払ったそのとき!!打席の鈴木健の打球はいい角度でライト方向へ上がる。
「!!!」思わず打球を追う私。しかし無常にもライトスタンドへ突き刺さり、ヤクルト2点を早速返す。

「あっ・・・」
ビールのカップにビールが一滴も無い・・・。何故??何故だ???
打球を追うときに興奮して全部こぼしたらしい・・・。ありえねー!!ひとくちも口をつけてないのに・・・。

しかも前の阪神ファンとおぼしき一家に悲劇は連鎖する。
「おかーさーん。かばんがびしょびしょ〜(涙)」
「何これ!!酒臭い!!!」
騒然となる前の席。

これはイカン!
俺はとっさの機転で再度ビール売りのおにーさんを呼ぶ。前の席に気付かれないようにだ。
そして満タンになったビールを片手に吹けない口笛を吹いてみたりする。
前の席の強面の親父は疑惑の目を後段である俺にむける。しかし俺のビールのカップは満タンだ。俺じゃないっスよ。そんな感じで無言でシラをきる私。

前の席の少年少女よ。こういう大人になってはいけない。真っ直ぐ育ってくれることを切に願う。しかし同じく阪神を愛するものたちが無意味に争う事態を回避できたことというのもオトナの機転だということもわかって欲しい。(本当に反省しています。申し訳ございませんでした・・・)

6回には矢野のホームランが飛び出したがその裏に一点を失い中盤戦を終えて阪神9−4ヤクルト。試合はモヤモヤした気持ちを残しつつ後半戦へ。


chapter3 <終盤戦>

7回。名物ジェット風船が神宮の夜空に舞い上がった。美しい・・・。この光景をまだ見たことの無い全ての人に見せてあげたい。俺は心からそう思った。

試合は両投手陣が踏ん張り7回、8回と無得点。投手戦→乱打戦→投手戦とめまぐるしく変化したこの試合も最終回を残すのみとなった。

9回の先頭は鳥谷。
多大なる迷惑をかけた前列の少年の背中には「TORITANI」の文字が。聞けばはるばる兵庫から観戦にやってきたという。
「少年。大丈夫だ。俺が見に来たときに鳥谷はよく打つ(事実)。きっと次も打つよ」
「よかったね〜。おにいちゃんが大好きな鳥谷が打つって言ってくれたよー」と隣の母親。

頼む!鳥谷。俺のためにも打ってくれ!!!
今日一番の祈り・・・。
と・り・た・に〜♪と・り・た・に〜♪重なり合う声援。オトナと子供、兵庫と横浜、(そして被害者と加害者・・・)世代も距離も飛び越えてただひたすらに声を合わせる俺たち。

かきーん!

鳥谷の打球は左中間を真っ二つ!!2塁打だ。だから阪神の選手は大好きなんだ。鳥谷、借りを作っちまったな。

このあと中村豊のタイムリーで阪神10−4ヤクルトとなり大勢は決した。

阪神快勝でございまする。いえーい!!早々と帰路に就くヤクルトファンを尻目に鳴り響く六甲おろしと飛び交う奇声。いやー阪神ファンでホント良かった。


chapter 4 <延長戦>

一緒に観戦した友人と球場近くのうどん屋に入る。5時から5時間強、つまみも食べずにひたすらビール。カラダによくないなあ。さすがに野球帰りの客で込み合う店内。そんななか気持ちよく相席を承諾してくれたユニフォームを着たままの男女2人に感謝したい。俺も感謝の気持ちをあらわすために一度脱いだ「矢野」ユニフォームに再び袖を通す。

で、楽しくて、気持ちよくてまた終電を乗り過ごす。もうすでに最寄り駅まで行く電車はなく、中途半端なところまでしかたどり着けない。さてどうしよう?

ということで以前連れて行ってもらったことのある朝までやっているお店に行くことにした。タクシー代も馬鹿にならないからね。この楽しい想いを忘れないように寝る時間をすこしでも遅くしようと本気で思ったりしたのである。寝て起きたら夢だったなんてことがないようにね。

ゴキゲンな俺はユニフォームを着たまま夜の繁華街をてくてく歩く。周りは客引きのニイチャンでいっぱいだ。身構える俺。
「そこのおにいさん!!」
来た!早くもカモだと思われたのか?そこそこイケメンの客引きは慣れ慣れしくも俺に声を掛けてきた。

「阪神勝ったんスか?」
え?
「うん、快勝。10対4だよ」
「マジっすか?オレ阪神ファンなんス。よかった〜」
そして彼は満足げに去っていったのである。
勧誘はいいの??

朝6時前、始発に乗った俺はやっと家にたどり着いた。かくして熱く長い1日がやっと終わりを告げたのである。想い出いっぱい夢いっぱい。そして反省もいっぱい・・・。

こんな私でよかったら一緒に野球見に行きませんか?イヤ?え〜。











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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 そんなんで今日、仕事になったのでしょうか。
 ビールこぼしたのはひどいのう。そういう咄嗟の機転は別の機会で生かしてくれたまえ。
桃色行政書士やなぎ
URL
2006/08/21 21:19
やなぎさん

前の一家とは最後は一緒に応援するくらい仲良くなったから安心して頂戴。でもビールこぼした時にはホントに泣いたよ…。俺、まだまだオトナになりきれてないッス。
かみたか
URL
2006/08/22 02:21

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