かみたかトラトラ日記

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zoom RSS さんまの詩

<<   作成日時 : 2006/12/14 02:29   >>

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事務所近くの定食屋の前でふと足を止める。
「焼きさんま定食 550円」

安い。そしてさんま…うまそう…。

入ったことの無い定食屋ではあるが、さんまという言葉の響きと値段に釣られ、恐る恐る入ってみる。
席はカウンターのみ。客は私のほかに疲れ果てたサラリーマン風の男性がふたり。

「くたびれたヤツがまた来たぜ…」
と店のおやじが思ったかどうかは定かではないが、ふたりとは離れた席に腰を下ろす。

一応メニューを見るフリをするが私の心は決まっている。

「さ、さんま定食!」

微妙に声が裏返りながらも自らの意志を伝える私。しばらくすると魚が焼ける音といい匂いが立ち込めてくる。
1日の疲れを癒す貴重な夕食の時間。この時間くらいは静かに落ち着いた時を過ごしたいものだ。

「お待ちどうさま!」

店の若い衆の威勢のいい掛け声と共についに定食が私の前に運ばれてきた。見るからにあぶらの乗った身はとっても美味しそうだ。

しかし…これって??



「焼きサバ定食です!」

さば〜?????

さんま定食 → さば定食 

き、聞こえなくも無い…。裏返った声がこんな悲劇を呼ぶとは…。

さばも確かにおいしそうだ。私が黙ってさば定食を食べれば余計な争いを起こさなくて済む…。

でも。でも本当にそれでいいのか?

私の脳裏に過去のヘタレな記憶が甦ってくる。


これではいけない。
私はこの一年で成長した(はずだ)。
意を決して丁寧にさば定食を運んできたにいちゃんに声をかける。

「あ、あの…。さ、さんま…」
いかん。うわ言のようになってる。
言え。言うんだ私。

「さ、さんまを頼んだのですが…」
「え?さんま?」
「そう。さんま」
「さばじゃなくて?」
「さんま」
「さんま?」
「さんま」


数分後、見事にあぶらの乗ったさんまが運ばれてきました。

「さんま、さんま、
さんま、苦いかしょっぱいか」

詩人、佐藤春夫が詠ったさんまの詩。
私が今回食べたさんまもしょっぱかったさ。言うべきことを言った自分自身に感極まった私の涙の味だ。


男は強くなければ生きられない。
優しくなければ生きていく資格が無い。


少しは強くなれたようですよ

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
サンマは『ゆず』をたっぷりかけて
食べるのがオススメよ
( *´艸`)
A子
2006/12/15 10:29
 さんま食べたーい! もうすぐシーズン終わってしまうのでしょうか。
 大戸屋に食べに行くべきか、スーパーで買って、自分で焼くか。
 嫁は焼いてくれそうにありません。
桃色行政書士やなぎ
URL
2006/12/15 17:17
A子ちゃん

おおっ!さすがだね〜。
この定食屋は『ゆず』ではなくてレモンだったよ…。

A子宅ではやっぱり『ゆず』は欠かせないんだろうなあ!
かみたか
URL
2006/12/16 03:02
やなぎさん

さんま、美味いっす。
新鮮な刺身もおいしいけど、やっぱり焼いたさんまは最高っす。

真っ先に大戸屋がでてくるところが泣けます…。
今度都内に来る機会があれば、今回私が行った定食屋でさんま定食をごちそうしますよ。
さんまでお腹いっぱいになった後、絶対領域を見に行きましょう。
かみたか
URL
2006/12/16 03:05

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